C-Pro シープロ海外公演事務局
Concert-Projects Intercultural Events Coordination
マーラー「復活」(交響曲第2番) in ウィーン楽友協会ホール
★★★ 指揮者プロフィール ★★★
三澤 洋史 Hirofumi Misawa
群馬県出身。国立音楽大学声楽科卒業後、指揮に転向。
1984年ベルリン芸術大学指揮科を首席で卒業。以後、オペラ、オラトリオ指揮者及び合唱指揮者として活動を開始する。
1999年より2003年まで5年間、バイロイト音楽祭にて祝祭合唱団の指導スタッフの一員として従事。
2001年9月より新国立劇場合唱団合唱指揮者に就任。バイロイトでの経験を生かし、この合唱団を世界的レベルにまで鍛え上げた。特に、2005年度シーズン開幕の、ワーグナー作曲、楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の合唱音楽作りが、ドイツ・バイエルン州メルクール紙の注目するところとなり、「これと同じレベルは、ただバイロイト祝祭劇場でしか求められない。」という批評を得る。同公演は、ドイツの音楽雑誌Opernwelt(オペラの世界)においても絶賛された。
2011年4月から80日間、文化庁在外研修特別派遣として、ミラノ・スカラ座において、合唱指揮者ブルーノ・カゾーニ氏のもと、スカラ座合唱団の音楽練習、立ち稽古を研修。その成果は新国立劇場合唱団のイタリア・オペラにおける合唱音楽作りに大きく現れている。
オペラ指揮者としては、2002年1月、新国立劇場公演フンパーディング作曲「ヘンゼルとグレーテル」を指揮(東京交響楽団)。2005年7月、新国立劇場高校生のためのオペラ鑑賞教室「蝶々夫人」を指揮。これを始めとして新国立劇場及び尼崎アルカイック・ホールにおいて今日までに「蝶々夫人」は18公演を指揮している(東京フィルハーモニー交響楽団)。
2013年8月、ワーグナー・プロジェクト名古屋主催によるワーグナー作曲「パルジファル」公演を行う。各新聞で絶賛される。
これまでに指揮したオーケストラ。ベルリン交響楽団、モナコ・モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ブダペスト・MAF管弦楽団、ダブリン・聖セシリア管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、群馬交響楽団など。
2005年5月1日、サントリーホールにおける東京交響楽団特別演奏会「三澤洋史のドイツ・レクィエム」の指揮では高い評価を得る。そのライブ録音はコロンビアからCD化された。
バッハに深く傾倒している。2006年、合唱団とオーケストラを有する東京バロック・スコラーズを設立。ここを根拠地として精力的にバッハ活動を行っている。CD「モテット集」は、雑誌「レコード芸術」2014年1月号でとりあげられ、準特選に選ばれた。
作曲活動も精力的に行う。作品にミュージカル「おにころ(1991年初演)」「愛はてしなく(1995年初演)」「ナディーヌ(2004年初演)」などがあり、台本、演出も手がけている。
編曲家としての活躍は今や世界規模に広がっている。2004年、新国立劇場子供のためのオペラ劇場「ジークフリートの冒険」の編曲、指揮を担当。大人気の演目となる。ウィーン国立歌劇場がこの作品を取り上げ、2007年11月、ウィーン国立歌劇場子供オペラ公演として初日を迎えて以来、各新聞で絶賛され、その後も度重なる上演が行われる。さらにチューリッヒ歌劇場でも取り上げられ、2008年11月から上演。一方新国立劇場では、2005年に再演、2008年7月及び2009年7月には、ウィーンからの逆輸入の形で、ウィーン・バージョンでの公演を行う。
この子供オペラシリーズでは、2006年「スペース・トゥーランドット」、2011年「パルジファルとふしぎな聖杯」と次々新作を発表、新聞、雑誌、テレビでも取りあげられ話題となる。
声楽を伴うあらゆる様式の音楽に精通。言葉と音楽、ドラマと音楽の接点を追求している。
日本顕彰会より社会貢献者賞受賞、上毛新聞社より上毛音楽賞を受賞。
東京藝術大学、愛知県立芸術大学、京都教育大学における非常勤講師や、名古屋芸術大学客員教授、洗足学園音楽大学客員教授、及び滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール専任指揮者などを経て、
現在新国立劇場合唱団指揮者。東京バロック・スコラーズ音楽監督。