C-Pro シープロ海外公演事務局
Concert-Projects Intercultural Events Coordination
ヴェルディ「レクイエム」in アムステルダム・コンセルトヘボウ
コンセルトヘボウでのヴェルディ「レクイエム」公演が大成功のうちに終演いたしました!
完全なる超満員!満員過ぎて、合唱団の後ろの席にも席を売っていたのは初めてじゃないかなあ?
オケも入れて全員が集まるのはたったの二日間だけなのだけど、あまりにMaestroに引き込まれ過ぎて、めちゃくちゃ楽しいリハーサル&本番になりました。
Libera meなんて、フレーズごとにテンポが変わっていく変遷が楽しいし、しかも説得力満載で!楽譜を見る暇がありません。
しかし、それにも増して、ソリストさんたちの限りなく甘くて切なくて激情で知らない何かに満ち溢れている表現に引き込まれてしまいました。
高橋淳さんの「おーおぉすてぃーぃあーす」の崩れ落ちる寸前みたいな繊細さとか、
加耒徹さんの聴いたことのないくらい切実で天国の糸みたいな「さーるゔぁーめ〜」とか、
長年の夢が叶ってご一緒できて、ほんとによかったなあと思う二大瞬間でした!
合唱団はほんとに、曲に、歌に、合唱に、音楽に真摯に向き合って、できうる限りのことを本番で出せたのだと思います!
でなければ、指揮者のタクトが下りて2秒後からの押し寄せる拍手万雷と、あっと言う間に広がるスタンディングオベーションの波などあり得るはずがないです‼️
山神健志先生が一年近くかけて我々に力を仕込んでくださった成果です!
日本で毎週のように男声や発声のことなど多岐に渡ってサポートしてくれた平田さん、草間さんに感謝♬
ボイトレで目からウロコの技を教えてくださった清水理恵さんに感謝♬
ほんとに難しいだろうと思うこの曲をピアノでサポートしてくださった上杉奈央子先生、川井敬子先生に感謝♬
それにしても、ヴェルディ「レクイエム」は奥が深いです。ソリストやオケから得るインスピレーションなんて、あまりに広くてその度に表情が増えていく感覚がたまりません。本番中の共同作業なんだなあと感じる80分間でした。
応援くださったみなさま、ありがとうございました!!!
【演奏会概要】
アムステルダム・コンセルトヘボウ(大ホール)
2019年11月29日(金)
曲目
G. ヴェルディ作曲「レクイエム」 Messa da Requiem (Giuseppe Verdi)
指揮
ヴァハン・マルディロシアン Vahan Mardirossian
N響、日フィル、東フィルなど日本のオケでの指揮の他、ヨーロッパの一流オーケストラでの活躍が目覚ましい奇才。
ピアニストとしても、クルト・マズール、パーヴォ・ヤルヴィ、佐渡裕などと共演するスタープレイヤーとして認められている。
合唱指揮
山神 健志 Takeshi Yamagami
ソリスト
Sop エカテリーナ・ガイダンスカヤ Ekaterina Gaidanskaya
Alt アラ・ゴロプチェンコ Alla Gorobchenko
Ten 高橋 淳 Jun Takahashi
Bas 加耒 徹 Toru Kaku
管弦楽
南ヴェストファーレン・フィルハーモニー管弦楽団 Philharmonie Südwestfalen
合唱
ヴェルディ・コンサート合唱団 Verdi Concert Choir